書店の話

今さらですが、書店がすごい勢いで減っています。出版の仕事にけっこう携わってきたのですが、あまり書店のことを真剣に考えたことがありませんでした(自分が書いた雑誌がどれくらい売れているかなーとか偵察に行く程度)。

 

業界が右肩下がりだと実感していたので、このリトルプレスを始めたとき「書店だけで売っていてもしょうがないかな」と思ったのです。しかし実際に活動してみてわかったのは、「出版物のことをきちんと考えているのは、やっぱり書店」ということです。

 

それで、今さらで恥ずかしながら、書店をもっとよく知ろうと思いました。つまり、未来を担う本&書店ってどういうものだろう?

 

今さらで恥ずかしながら思ったのは、すごい書店はセレクトが普通にすごい。つまり、本をわかっている人がちゃんと選んで配置したという感じの棚で、人格を持っているようにとっても個性的です。でもこれは、「本屋としては当たり前のことで、今までそれをやってこなかったんじゃないの」っていう人もいます。その通りかもしれません。だとしたら、これから書店はいろいろなことができます。

 

これからはみんなが本を読むという時代ではなくなると思いますが、いい書店が残ればいい本が残ると思います。本好きな人が、自分に合った書店に行って、じっくり選んで本を買う、とても人間的な営みになると思います(なればいいな)。

自分が生き残れるかどうかはわかりませんが、そういう人たちに読んでもらえるものがつくれたら…と考えることは、けっこうわくわくすることでもあるのです。

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